なぜ今、会社員からフリーランスへ?未経験からのキャリア転換を成功させる働き方の選択
2025年4月1日をもって、長年続けてきた会社員生活に区切りをつけ、初めて「雇用されていない」状態に入りました。いわゆるフリーランスの第一歩。まだ本格稼働とは言えませんが、「なぜ今このタイミングで働き方を変えたのか?」について、自分のキャリアの軌跡とともに振り返っていきたいと思います。
キャリア転換のきっかけ|子育てと仕事の両立から見えてきたこと
転職を数回経験しながら、明確な転機となったのは数年前。子育てと仕事の両立に苦しみ、心身のバランスを崩したことで、長く勤めた会社を退職しました。ちょうど子どもが小学生に上がるタイミングでもあり、「子どもとの時間を大切にしながら、いつか再びしっかり稼げる自分に戻る」と、将来を見据えて新たなキャリアを考え始めたのです。
退職後は、リモート勤務を中心にした職場に転職。週1〜3回の出社で柔軟に働ける環境は、子育てとの両立にとても助かりました。仕事への不満がゼロだったわけではありませんが、自宅で夕飯を用意できる生活は、当時の自分にとって大きな価値がありました。
キャリアコンサルタント資格の取得と、その後の変化
より自分らしい働き方を模索する中で、国家資格キャリアコンサルタントの取得を目指しました。動機のひとつは、「子どもが中学生になったら、もう一度本格的に働こう」という自分との約束でした。多忙な中でも講座に通い、学びに投資する時間は、新たな可能性を切り拓いてくれました。
合格後は、複数のキャリア系コミュニティに参加。実務だけでなく、知見を深める機会を積極的に持つ中で、転職支援の枠を超えて、もっと広い意味でのキャリア支援に興味を持つように。営利中心の支援に限界を感じ、フラットな立場でキャリアに寄り添える働き方を模索し始めました。
「組織で働く人間」から「独立」へのマインドシフト
それでも当初は「私はフリーランス向きではない」と思い込んでいました。しかし、転職後に携わった職場では、企業所属ではありながらも転職以外のキャリア支援に幅広く関わることができ、理想とする働き方を徐々に実現できるようになりました。
また、日々の業務の中でフリーランスのキャリア支援者と多く関わるようになり、「自分にもこの働き方ができるかもしれない」と意識が変化していきました。特に、“自由な時間設計ができる働き方”は、家庭との両立を考える上でも理想的に映りました。
フリーランスを選んだ理由|自分のリズムで働くという選択
フリーランスという選択には、仕事と育児のバランス、そして人生のステージに応じた時間の使い方が深く関係しています。特に子どもが受験期を迎えることもあり、「一番そばにいたい時期に無理なく働ける環境」が、自分にとって最大の価値だと再認識しました。
かつて「自分はフリーランスに向いていない」と感じていた理由も、自己理解や周囲からのフィードバックを通じて見直され、「今ならできる」という自信につながりました。フリーランスに踏み出したのは、働き方の選択肢を拡げることでもあり、自分らしいキャリアを追求するための一歩です。
フリーランス1ヶ月目の過ごし方|今やりたいことリスト
とはいえ、急な環境変化に伴い、スタートダッシュとは程遠いゆるやかな立ち上がりです(笑)。でもそれも含めて、自分らしい働き方の一部。今は以下のようなことに取り組みながら、少しずつ土台を整えていこうと考えています。
- やりたいこと・できることの棚卸し
- 人と会って、会話から気づきを得る
- 学び直しやリスキリングへの挑戦
- 趣味や余暇の時間も大切にする
このような“余白”を楽しむ時間があるのも、フリーランスだからこそ。焦らず、自分のペースで理想の働き方を築いていきたいと考えています。
まとめ|未経験からでも、フリーランスという選択はできる
「会社員じゃないと安定しない」「未経験では独立なんて無理」と思いがちですが、今は働き方が多様化している時代。自分の価値観に合った働き方を選ぶことが、キャリアの満足度を高めてくれます。大切なのは、“どんな環境なら自分は力を発揮できるのか”という自己理解を深めることです。
これからフリーランスという道を選ぶ方、またはそれを検討している未経験の方へ。「向いているかどうか」はやってみなければ分からないもの。自分のライフスタイルに合わせたキャリア設計を、一緒に考えてみませんか?
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